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音楽概説番外編~第五回
音楽概説番外編 ~第五回/ 中川統雄

 今回はホーミィの実践編パート3です。
 前回は、ホーミィの歌い方のコツ、基礎編でした。ホーミィの響きやすい音の高さは個人差が大きいので、先ずは倍音が響きやすい音を探すことが重要である、ということでした。
 今回は、ホーミィを語る上で、避けては通れない倍音についてお話します。
 
 倍音は、基本音(基音とも言う)の整数倍の振動数を持つ上音の事です。
 少し難しいですけど続けます。一つの発音体が発する音というのは基本的に複数の成分音の集合体なのです。その複数の成分音のうち、最も振動数が少なく音の高さ(譜面に書き記す音)を決定する音の事を基本音、または基音といいます。一つの音を聴き比べたとき、例えばピアノの低音と高音を聞き比べした時、低い音の方が「太く」感じませんか?これは低い音の方が成分音が多く、高い音と比べて実際に沢山の音が存在する事に起因しています。

 さて、基音より振動数の多い音を上音といいまして、倍音とはその上音のうち、基音の振動数のn倍の振動数を持つものをいいます。n倍の振動数を持つ倍音を第n倍音と呼びます。

 倍音は実際のところ、どの高さの音になるのかというと、仮に基本音を「ド」に設定したとします。その倍音は、第2倍音が基本音のオクターヴ上のド、第3倍音がその5度上の「ソ」、第4倍音が「ド」、以降さらに上に連なり「ミ」「ソ」「シ♭」「ド」「レ」「ミ」「ファ♯」「ソ」となり、それ以降の倍音は次倍音との音程が半音(ピアノでいう鍵盤1個分の音程)より狭くなるのでここでは省略します。一応付け加えますと、基本音を仮に「ミ」に設定した場合、倍音は「ミ、シ、ミ、ソ♯、シ、レ、ミ、ファ♯、ソ♯、ラ♯、シ~」となります。

 今回は少し難しい話でしたが、ホーミィを歌うにあたっては非常に重要ですので、何とか理解してください。

 少なくとも、倍音が響きやすい(ピーピー聞こえる)音の倍音列くらいは覚えておいてください。

 次回は、より正確に歌う方法を書いていこうと思います。


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